夜に足がつってしまうのは日中の活動に問題がある

寒くなってくると夜に寝ているとき、ふくらはぎなどを『つってしまう』という方が増えてきます。特にたくさん動いたわけでもなく筋肉もあまり使っていないのに起こってしまったり、軽く寝返りをうとうとしたときや軽く伸びをしたくらいでもつってしまうといったこともよくあります。

若い方などではつるまではいかなくても冷えが非常に強く起こったりむくみやすかったりしてくることもあります。

日中の活動から考えていき、改善させていくための習慣付けを筋肉のメカニズムからお伝えしていきます。

昼間に冷やしすぎている

ふくらはぎなどがつってしまう方は昼間の活動中に冷えを作ってしまっている可能性があります。どういうことかというと筋肉には大きく分けて二つの働きがあります。一つは伸ばす動きである『伸張』ともう一つは縮める動きである『収縮』です。この二つの働きがしっかりと行なえることにより血液循環が作られていきます。伸張と収縮が均等に行なえる筋ポンプが起こることで循環が生まれ、熱が発生してきます。

そして、よくつってしまったり冷えが強い方などでは、筋肉の伸張がしっかりできていない場合です。収縮の運動が強く起きていて伸張運動がしっかりと行えないため筋ポンプが起こりにくく循環が悪くなってしまってしまっている状態です。

靴下の跡をチェック

脚の筋ポンプ運動は、足裏のアーチから始まり、ふくらはぎの中を通る足底筋という細い筋肉の動きにより作られています。深層にある筋肉がしっかりと働くことで筋肉全体へと循環を作っていきます。

しかし、圧迫の強い靴下などをよく履いている場合ではその筋肉の伸びようとする働きを妨げてしまいます。

靴下を脱いだときに、靴下の跡がふくらはぎに残ってしまっている方の場合では、圧迫が強く起こってしまっています。また、最近では土踏まずの部分にフィット感を作るためにその部分だけが締まっているものもあります。これも同様にアーチの伸張する働きを妨げてしまうために余計に冷えを作ってしまうこともあります。

よく高齢者などで靴下によりむくみが強く起こってしまう方がいると思います。あれくらいの靴下の圧迫でも血液循環には影響してしまうということになります。

予防としては、靴下のゴムの部分を折り返して履くか、膝下のすぐに硬い骨が当たるとこかくるぶしあたりにゴムがくるようにすることで筋肉の圧迫を防げます。

腰痛ベルトを締めすぎない

筋ポンプは足裏のアーチから始まると言いましたが、身体のバランスも同様になります。足裏から全身へ筋肉を覆う筋膜が全身につながっていきます。そのため、腰痛ベルトなどでウエストを長時間圧迫している状態でも身体の筋肉の伸張運動が悪くなってしまい循環も悪くなりやすくなります。

もし、腰痛などでつけていないと厳しい場合では、なるべく骨盤の骨のある部分をしっかりと締めてその上のウエストの筋肉には圧迫がかからないようにするといいでしょう。

また、締め付けの強いズボンなども同じようなことが起こりますので注意してください。

夜だけのケアにならないように

夜寝る前にしっかりと温めたり保温をしたりしていてもつってしまったり、冷えが改善されない場合ではこのように日中の活動中の筋肉の状態に問題がある可能性があります。

常に収縮運動が強く伸びきれない状態が起こっているとその分循環を悪くなっていきます。その状態で日中は活動するために余計に冷えを強くしてしまうことになり、夜になるとさらに循環が悪くなり寝ていてつってしまうといったことが起こります。

もちろん、寝る前の循環を良くし冷やさないようにすることは大切ですが、日中から靴下や腰痛ベルトなどでの圧迫をなるべく作らないようにすることで改善されていきます。

特に毎日つってしまう方などでは、圧迫をなるべく避け膝裏やふくらはぎをしっかりと伸ばすようにしていき、立っているときなどでは膝を後ろに押し返すような働きを意識的に作っていけると伸張運動が作られていきますので日中の活動中から冷えを防ぎつらない脚を作り上げていきましょう。