肩こりは代償運動の結果

肩こりは日本人に多い症状と言われていて、全体の60%以上の方が自覚症状を持っているという統計も出ているくらいの国民病とも言える症状の一つです。特に女性に多く日本人女性の慢性症状での割合ではトップにくるくらいの症状となっています。そして年々、肩こりに悩まされてしまう方は増えています。

これだけ多くの健康情報や治療院が増え続けている中で、肩こりに悩まされる方が増えているということはどこかで矛盾が起こっている可能性があり根本的な解決ができていない場合があります。

肩こりは代償運動による起こっている

これは実際にクライアントさんを施術する中であったケースです。全員が同じと決まった訳ではありませんが一つの解決方法としてご紹介します。

肩こりの原因が肩の筋肉に起こっている場合では、その部分の筋肉をマッサージにより緩んだりすれば大体は1〜2回で良くなっていきます。しかし、そうでもない方が多くそのために何度も治療院などに通ってしまう方も実際多いのは現実です。

今回の方の場合では、普段から手をよく使う生活をしていて手首の動きに左右差がありました。特に手首を上に反らす動作が可動域が悪くなっていて左側が硬く完全に反れない状態となっていました。そのため、手首の動きを補うために肘や肩関節そして首周りへと余計な負担がかかっている状態となり結果として痛みが肩や首に出ていました。

手首の動きにしても、ただ手関節を動かすとなると意外と難しかったりします。これは手首を動かす筋肉が肘からついているため同時に肘の動きなども関わってくるためです。また、肘を動かす筋肉も同様に肩関節から関わっている筋肉だったりします。そのため、どこかの動きが悪くなるとその代償運動として全く別の場所へと症状を出すこともあります。

今回の場合では、手首の可動域を広げることにより自然と首や肩の動きも改善していきました。

もし、長年の肩こりに悩まされている方などは肩だけでなく手首や肘、肩関節などいろいろな関節の動きをチェックしてみると良いかもしれません。

やってもらった後はいいけど・・・

治療やマッサージをしてもらった後はいいけどすぐ戻ってしまう・・・と感じている方もいると思います。もしこのようなことが感じている場合では身体はそれを求めていない可能性があります。

また、それでもマッサージなどを受けてしまうと筋肉への負担がさらにかかり感覚が悪くなってしまう場合もあります。このようになってしまうとより刺激を求めてしまい本来治るものも治らない状態にもなってしまう恐れがあります。

感覚鈍麻になることで本来持っている身体の感覚も鈍くなってしまいひどい場合だとマッサージに依存する身体になってしまうことになります。

最初にお伝えした通り、原因がその部分の筋肉などにある場合では緩んでしまえばすぐに良くなります。しかし、治療やマッサージをしても数日後には元通りといった場合では違う部分に負担が残っていて原因は別の場所にあるかもしれません。

症状があるときこそ身体を知れるとき

今回は一つの症例としてあげていきました。すべての方が手首が原因で肩こりが起こってるとは言えませんが起こりやすい一つのパターンとなります。

しかし、肩こりなどもひどくなるとどうしてもその部分ばかりに意識がいってしまいます。

ですが、身体は全身にわたり血管や神経などでつながり水分や血液、リンパなどが循環しています。そのため、どこかの流れが悪くなればその分影響も出てしまい結果として違う場所へと知らずのうちに負担をかけてしまっていることもあります。

肩こりにしても、症状が出ているときこそ一度、自分の身体の状態を確認するきっかけになると思いますので日常生活でそういえばよく使ってるいる部分などを振り返ってみてその部分の動きは左右比べてどうかなどチェックしてみることで改善の一歩になると思います。