四十肩、五十肩、肩関節の痛み

肩を動かすと痛い、うまく持ち上がらなくなってきた、違和感を感じ始めた時に疑ってしまうのが四十肩、五十肩と言われる肩関節周囲炎というものがあります。

ひどくなってしまうことでまったく肩を動かなくなってしまったり、寝ている時に起こる夜間痛などで睡眠不足にもなってしまうこともあります。

今回は違和感を感じ始めた時に注意するポイントをお伝えしていきます。

痛みの原因は肩にない

肩の痛みなどは結果として起こっているケースが多く、もっと深い原因は別のところにあることがあります。

もし、肩の違和感を感じ始めて、治療を受けて数日後に痛みが戻ってしまうなどある場合では肩のみの治療では対処的な治療になってしまいます。

身体というのは血液、リンパ、水分、気の流れといった様々なものが全身へとめぐり循環しています。

その流れのどれかが滞ってしまうだけでも何かしらの悪影響を身体には与えてしまうことがあります。

そのために身体の全身のバランスを考えて痛みを探っていく必要があります。

お腹の状態を知る

よく、腰を入れるという言葉を聞くことがあると思いますが、これは力を入れる時や踏ん張る時に無意識に行おうとする動作になりますがこの動作が身体のバランス保持するためや何か力を使う時に必要となる動作であり、なるべく少ない力で動作をしようとするために身体が無意識に行ないます。

この働きがうまくできなくなってしまったりすることで、筋肉や関節に普段より多く負担がかかってしまい痛みや違和感へとつながっていきます。

そのため、腰を入れるという動作が常にスムーズに行なうことができる必要があります。

お腹周りに緊張が起こっていたり左右の硬さの違いなどが起こっている場合などではスムーズな動作の妨げになっていきます。

特に肩関節では関節面が小さいために肩の動きはいろいろな方向へと動きを作り関節の中でも大きな動きを作れる関節になります。そのためにお腹の動きが悪い場合ではその代償運動を肩が補い、余計な筋肉が頑張ってしまい負担をかけていき結果、痛みや違和感へとつながってしまいます。

解決策を知る

何度、治療を受けても変化しなかったりケアなどをした後には楽になるが繰り返してしまったりする場合などでは自分のお腹の状態を改善させていくことで解決の糸口になってくると思います。

呼吸を整える

呼吸というのは全身へと酸素を送り届けるためにとても重要な働きになり、普段は無意識に行なっている動作ですが自分でもコントロールすることは可能になります。

なるべくリラックスした状態で行なうといいので仰向けに寝た状態で行なえるといいと思います。

ミゾオチあたりに軽く手を置いていただきミゾオチから背中にかけて意識をしながら大きく鼻から空気を吸い込んでいくといつもより多く空気を吸い込めるのが感じてくると思います。

これを繰り返していると全身が緩んできて敏感な人では手足が暖かくなる感じがしてきます。

このように少し意識をして呼吸をするだけでも全身へと酸素が行き渡り、お腹を中心に緩んでいきます。

これはリラックス系の軽減方法になります。

軸足を確認し中心位置に誘導する

次に行なう方法はリラックス系とは違い、姿勢保持筋(インナーマッスル)を働かせる活性化系になります。

足の位置を股関節の幅で立っていただき、なんとなくどちらの足に体重を感じているかを確認していきます。

今回は例として、左足に感じている場合とします。

左側に軸がある場合では、上半身の右側が圧迫されやすい状態になっていることが多くあります。

そのために腰を入れる時に左側の方が入れやすい身体になっており、右側での踏ん張りが姿勢保持筋の働きよりアウターマッスルの働きの方が多く起こるために余計な筋肉の負担がかかります。

この場合では、右手をバンザイしていただき、天井に向かって指先を突き刺すイメージで指先にイメージしながら指、手首、肘関節、肩関節が伸びていくのを感じてみます。もし、痛みのためにまっすぐにバンザイができない場合では上げられるところまでで構いません。

これをすることにより、右側の姿勢保持筋が張りを作り腰の位置を右側へと誘導していきます。それにより左に偏っていた軸バランスも中央へと近づいていきます。

これは緩みを作るというより左右の筋肉の働き方のバランスを調節する方法になりどちらでも踏ん張りやすい腰を作るようになります。

終わりに

肩関節の痛みや違和感でもお腹周りの状態やバランスを安定させるだけで実際に一度の施術で改善したクライアントさんもいます。肩関節を一度も触れることなくスムーズに肩が動くようになりました。お話をする中で腰の位置やお腹での踏ん張りなどを聞いていくと私生活の中で思い当たることがどんどん出てきて本人もそこに意識することで身体の使い方が変化していきます。

繰り返し痛みを抱えてしまっている方や季節になると毎年症状が出てくる方などでは根本の解決がまだ残っています。

私生活や仕事中などの身体の使い方を振り返っていただき普段、どんなクセを持っているか、どういう姿勢でいることが多いのかなどを確認しながら少しだけ空いた時間で問題ありませんのでお伝えした自分でできるケアを試してみてください。