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鈍感な性格を直すには!?

「私は鈍感である」このようなことに悩みを抱えてしまう人も多いものです。

 

人間が生まれながらにして、持っている能力が感覚というものになり、これらは誰しもが備えている力。

 

 

では、なぜ「鈍感」という状態が起きてしまうのかをここではご紹介していきます。

 

 

「鈍感」な性格によって抱える問題

「鈍感」な性格によって、悩んでしまう問題も多くあり、これらは心とカラダの両面に存在します。

 

 

これらの悩みを抱えてしまう方の多くは、鈍感な自分を気にしている方や、もっと敏感に反応できるようになっていきたいという気持ちも持っていることも多く、それによって「鈍感」な部分にコンプレックスを抱えてしまうケースがあります。

 

 

では、ここから心の面とカラダの面での抱えてしまう問題をそれぞれご紹介していきたいと思います。

 

心の面に抱えてしまう問題

鈍感な状態が心の面に与えてしまう問題として多いのが「人間関係」です。

 

その中でも、他人に対してというよりは、人間関係の中で起こる出来事に対して、本人が内側で感じてしまう気持ちの中に悩みを抱えてしまうケースがあります。

 

 

例えば、

  • 家族や友人のことを素直に応援できていないのではないか?
  • 人の気持ちをわかってあげれていないのではないか?
  • 周りの人に対して冷たいのではないか?
  • 周りから良くしてもらえているのに自分は何もできていないのではないか?

 

このようなことを悩みとして抱えてしまうことがあります。

 

 

人間関係において、気付けていない、わかってあげれていない、理解できていないなどといった、状況や相手の気持ちに気付けていないということを感じてしまい、それらが「自分は鈍感だから」ということになってしまい、辛い気持ちになってしまうことがあるのです。

 

 

カラダの面に抱えてしまう問題

カラダというのは、心の面をダイレクトに示す場所でもあり、ストレスや悩みなどが深い場合に素直に反応を出します。

 

 

わかりやすいケースでいうと、ストレスにより胃の調子が悪くなる、悩みを抱え睡眠が取れなくなってしまうなどといったことが起こるように、カラダは素直に反応をしていきます。

 

 

しかし、カラダの反応が鈍くなってしまうと、このような反応が起こりにくくもなり、ひどくなってからでないと気付けないこともあり、痛みが強くなってから、病気になってからカラダに反応が出てくるという恐れもあります。

 

 

エネルギーヒーリングなどを受けている方は経験もある方も多いと思いますが、自分自身のカラダの内側の反応を全く感じないといった場合があります。

 

 

「鈍感」という状態が起きてしまう背景とは

では、鈍感な人、心やカラダの感覚が鈍い方、感じにくい方にはどのようなことが起きているのか、それらの背景についてご説明していきます。

 

 

「感じにくい」というのは、感覚のことをいいますが、感覚というのはカラダの内側で感じるものです。

 

 

なので、カラダの感覚を高めていけばいいと思う方もいると思いますが、実はこれらの状態が起きている背景には、

 

「意識が外側に向いている」

 

という状態が起きています。

 

 

しかし、ここで多くの方は、

 

「自分はしっかりと内側に向いている」「意識している」

 

と答える方も多いものであり、それらのメカニズムは少し複雑な構造になっています。

 

表面的な意識によるごまかし

「鈍感」を作っているものが「意識が外側に向いている」という状態でありますが、本人は「しっかりと内側に向いている」と感じてしまう場合では、心の深い部分において「自己否定」が入っている場合は非常に多いものです。

 

 

ここは、少し複雑で難しい部分になりますが、自分自身の意識の中に2つの意識が存在しており、表面的には、

 

「自分はそれなりにうまくいっている」「大丈夫だ」

 

という状態にいるのですが、もっと心の深い部分では、自分自身のことを否定している状態があり、

 

「自分が嫌い」「どうしようもない存在」「性格の悪い自分」

 

などといったような意識が隠れていることがあります。

 

 

そして、鈍感な状態を作ってしまうのは、これらの意識を2つ同時に持っている場合が非常に多く、さらにはその状態に気付けていないことが多いものです。

 

 

そのために、しっかりと内側に意識が向いているつもりでも、表層的にいる自分に意識が向いている状態であり、心の深い部分に隠れている自分には蓋をしてしまっている場合もあるということになるのです。

 

 

 

「鈍感」を改善させるために

次に「鈍感」な状態を改善させるためにどのようなことが必要になるのかを最後にお伝えしていきます。

 

 

鈍感な状態を改善させることにおいては、心の面もカラダも面も別として考えずにひとつのものとして考えていけば大丈夫です。

 

 

ですが、鈍感な状態が何も悪いという訳ではなく、それらによって、悩み、苦しんでしまい、もっと感覚を高めていきたい場合に改善が必要となってくる人に向けての内容になってきます。

 

 

嫌いな自分に目を向けることが大切

「感じにくい」「感覚が鈍い」という場合において、先にもお伝えした表面的な意識と心の深いところにおいての意識の2つが同時に存在しており、心の深い部分には意識を向けられていない状態の場合に、感覚が鈍くなってしまうことが起きてしまいますが、そのために、

 

 

「どれだけ嫌いな自分に目を向けられているか」

 

 

ということがとても大切になってきます。

 

 

 

これは、何も「そんな自分を受け入れる」ということではなく、そのような自分がいることをいったん諦めるということが大切になってくるのです。

 

 

シンプルに言えば、

「そういう自分もいるんだ」程度で問題ありません。

 

 

逆に言えば、

「嫌いな自分なんているわけない!」

と嫌いな自分に目を向けることをそらしてしまうことで、見たくない自分をブロックしてしまい、感覚を鈍くし、自身の内側の反応にも蓋をしてしまうことになってしまいます。

 

 

「嫌いな自分」というのは、誰しもがいくつも持っており、マインドの中にあるものなので、それらがすべて本当のあなたということではなく、ただ単にマインドの中にあるものなので、受け入れる必要もなく、深く考える必要もありません。

 

 

ただただ、

「そう感じる自分もいるんだな」

と思う程度で問題なく、そこで深く考え込んだり、そう感じる自分を否定してしまう必要もありません。

 

 

シンプルにそう思ってしまった自分自身がいるということだけを理解すればいいだけであり、そもそも人間というのはそういうことを自然と感じてしまう生き物ということになるのです。

 

 

まとめ

今回は「鈍感な性格」を直すための内側に起きている状態やそれらを改善するために必要なことについてお伝えしてきました。

 

 

少し難しく感じてしまった方もいると思いますが、その中身はとてもシンプルなことです。

 

ポイントとしては、

・鈍感な状態によって心やカラダの両面に問題が起きてしまうこと

・鈍感という状態が起きてしまうのは、意識が外側に向いていること

・自分では内側に向いているつもりでも、心の深い部分の意識には蓋をしてしまっている場合があること

・鈍感な状態を改善させるためには、どれだけ嫌いな自分に目を向けることができるかということ

・そんな自分を受け入れるのではなく、ただ知ること

 

になります。

 

 

感覚というのは誰しもが備えている能力であり、心においてもカラダにおいても誰もが感じ取ることができるものです。

 

 

もしも、鈍感な性格ということで悩んでしまっている方は、自分自身の中身の部分を知っていくことを試してみてください!

 

 

 
 
ABOUT ME
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鹿庭 貴彦
メンタルケア整体師・著者・セラピストプロデューサー 1984年、埼玉生まれ。16年間セラピストとして活動し、これまで延べ6万人以上のクライアントの心とカラダの問題を解決してきた。 現在では、オンラインを中心としたセルフメンタルケアを提供している体感学の学校を主宰。 これまでに200名以上の人が受講したセッションであり現在はセラピスト育成にも力を入れている。 著書『子供の症状の根本原因がわかる!小学生編』では、Amazonランキング5部門1位、ベストセラー1位を達成する。