マインド

ネガティブな本能を理解しよう!

人は本能的に「ネガティブ」なものに反応する本能というものがあります。

 

本能的なものなので、無意識に作用するものであり、気が付いたらネガティブを拾っていることも多いにあるということ。

 

そんなネガティブな本能を理解していくことで、今あなたが悩んでいる問題の意味が見えてくるかもしれません。

 

ネガティブな状態から抜け出せない理由

人は「良いもの」より「悪いもの」に反応しやすい習性があり、これがネガティブな本能というもの。

 

ニュースなどに注目してみましょう

 

悲惨な話題が非常に多いもの、大きな事件だったり、人の不幸というものは話題になりやすく、注目も集めやすいため広がりやすいものでもある。

 

逆に、悲惨なニュースと同じくらいインパクトのある良いニュースがあったらどうでしょうか?

 

おそらく、そこまで話題にはなりにくく、あなたの耳には入ってこない可能性もある。

 

これらは、すべて人間の本能によるもので、ネガティブを拾いやすい特徴ということです。

 

ネガティブを刺激する要因

本能の中にあるネガティブを刺激する要因はいくつか存在します。

 

それらを理解していくことで、自分がなぜネガティブなものに反応してしまうのかがわかり、現在の悩みとも向き合い方が変化してくるでしょう。

 

思い出を美化する

現在、悩みを抱えている状態である時に、過去の自分自身と比べることもよくあること。

 

その中で過去の自分に対しての記憶があやふやになっていることもあり、多くの場合は事実より出来事が大きくなっていたり美化されていたりもする。

 

思考の中で、過去の記憶が再編集されていきあなたの現状にネガティブを引き込む影響力を持っています。

 

メディアや知人の偏った情報

先にお伝えしたように、人間にはネガティブな本能が備わっている。そのために、ネガティブなことに反応することを無意識に好んでしまう傾向にある。

 

それは、あなた以外の周りでも同じことが存在し、その本能を備えた上でそれぞれの価値観がある。

 

特にメディアはネガティブな情報を好むために、情報が拡散されやすい。

 

その結果、あなたの中にあるネガティブな本能も刺激されることに繋がってしまうのです。

 

小さな「良い」を拾いにくい

以前に比べたら、確実にあなたの状態と良くなっているとしましょう。しかし、それに伴う目に見える結果が曖昧だったりすると、良くなっている自分をなかなか認めることが難しくなってしまう。

 

事実としては、良くはなっていることでも、大きな視点で見た時にあまり状況が変化していないと捉えてしまい、自分自身の小さな「良い」になかなか気付けないこともあります。

 

特に、会社組織などでは、小さな変化や良くなっていることなどが、言いにくい空気感などもあることから、そんな自分を認められないということになってしまう。

 

 

ネガティブな本能を抑えるために必要なこと

ネガティブな本能をあなたの中で抑えていき、反応することを減らしていくために必要なことは3つあります。

 

すべてを即実践は難しいこともあるかもしれませんが、知っているということが大切です。

 

まずは、知覚することからはじめていきましょう。

 

「良い」は自分で探す

ネガティブなものは、本能的に拾いやすいこともあるので、意識せずとも入ってくるものであるが、ポジティブなものは意識していかないと入ってこないことも多い。

 

自分で探していく必要があるということです。

 

 

これは、人間関係でも同じことが言える。

 

相手の悪いところは見つけやすく、たとえ悪いところより良いところのほうが多かったとしても、悪い部分が目立って、気になってしまうといった現象です。

 

「悪い」は無意識にキャッチできるものですが、「良い」は意識しないとキャッチできないもの。

 

そのため、あなたが自ら探していく必要があるということになります。

 

 

「良い」と「悪い」を両立、共存させる

心の問題を改善させていくために、多くの方が捉えてしまう考え方が、「良い」ものを拾うようにするということ。

 

「悪い」ことは考えない、見ない。それらをプラスに置き換えようとしてしまう。

 

状態が悪い時では、「良いことなどない」と感じてしまいがちであり、逆にすごく状態が良い時では、「悪い時」のことを忘れてしまうこともある。

 

しかし、人間はどちらも持っているということを忘れないことが大切であり、どちらに良し悪しをつけるのではなく、そのまま当然に起こる反応であることを知っていくことが必要ということです。

 

記憶の事実のまま、編集しない

過去の記憶は美化しやすいもの。または逆に悪化もしやすいもの。

 

事実とは違う物語を無意識に再編集してしまい、事実より傷を負っている、事実より素晴らしい時だった。

 

そんなことを感じ取ってしまう。

 

このような状態となってしまうと、心の中にある本音や真実にたどり着けなくなってしまうこともあります。

 

もし、過去の記憶が悲惨で複雑である場合では、そこに向き合うことは辛いかもしれませんが、自分の心の真実を知るためには避けてはいけないことでもあるということです。

 

無意識を知り、意識していくことの大切さ

今回は、ネガティブな本能を理解していくために大切なことについてお伝えしてきました。

 

人は本能的にネガティブを拾う修正があり、これは無意識に行なわれているもの。

 

そのため、ポジティブなものを得ていくためには自ら意識的に見つけていくことが大切です。

 

丁寧に自身の心の内側と向き合うことで、ネガティブに感じていることよりも、「良い」部分、つまりポジティブな自分がたくさんいることに気付くかと思います。

 

そして、どんな時でも「事実」と向き合うようにすることで、感情に振り回されずに済み、常に自分らしくいれるようになり悩みから解放されるようになってきますので、是非、意識的に自身の心の内側と向き合ってみましょう!

 

 

 

 

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ABOUT ME
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鹿庭 貴彦
メンタルケア整体師・著者・セラピストプロデューサー 1984年、埼玉生まれ。16年間セラピストとして活動し、これまで延べ6万人以上のクライアントの心とカラダの問題を解決してきた。 現在では、オンラインを中心としたセルフメンタルケアを提供している体感学の学校を主宰。 これまでに200名以上の人が受講したセッションであり現在はセラピスト育成にも力を入れている。 著書『子供の症状の根本原因がわかる!小学生編』では、Amazonランキング5部門1位、ベストセラー1位を達成する。