マインド

相手を責めてしまう時の心理

人間関係の中で、相手を責めてしまうといった出来事が非常に多いものです。どのような原因にしても、責められた方は良い気分はしませんし、責めた方もしばらく気持ちがおさまらないなんてこともあり、どちらにとってもマイナスとなってしまいます。

 

実は、相手を責めてしまうということは、人間の心理の中に生まれながらに組み込まれているものだということです。

 

そこに気付き、その本能を理解していくことで、相手を責めてしまうということからも解放されていくことになるでしょう。

 

犯人探しをする本能的な反応

パートナーシップや職場での人間関係において、相手を責めてしまうという悩みを抱えたことはあることでしょう。

 

これには、人間の中にある「犯人捜し」という本能があり、無意識の中に組み込まれているものでもある。

 

意識せずとも、現れてしまう本能であるので、様々な場面で顔を出していき、あなたの人間関係においての悩みを作り出してしまうこともあり、これら本能的な反応を理解していくことで現在抱えている問題や悩みの見え方が変化し、解決の一歩となることがある。

 

無意識な反応の注意点

相手と問題が起きてしまった時にや生活の中で自身に何か悪いことが起きてしまった時に、人は理由が欲しくなる習性があります。

 

相手に対しては、

「わかってもらえないのは相手が悪い」

 

出来事としては、

「あの出来事があったから」

 

と責める対象を見つけてしまい、うまくいかないことが起きてしまうと、「誰かがわざと悪いことを仕組んだ」と感じてしまいがちであり、その対象となる人であったり、社会全体の影響が実際よりも大きく関わっていると思いがちである。

 

 

しかし、ここで注意が必要なことがあり、それは相手を責めてしまうということによって、事実に基づいた世界を見れなくなってしまうことになってしまう。

 

 

このように、誰かを責めることに気持ちが向いてしまうと、自分自身の成長を止めてしまうことになり、その他の原因や理由を見つけようとしなくなってしまい、さらに問題解決から遠のいてしまう結果となる。

 

 

それにより、また同じ失敗を繰り返す結果にもなってしまう恐れもある。

 

 

うまくいっている時も反応する

「相手を責めてしまう」ということは、本能に組み込まれているということをお伝えしてきましたが、実は悪いことだけでなく、物事がうまくいっている時にも無意識に沸いてくるものでもある。

 

良い状態である時や何か良いことがあった時などにも、誰かひとりの功績にしたり、単純な理由を見つけたくなってしまうもの。

 

多くあるのは、良い時は「自身の努力」といったように「自分」に向けやすくもなり、現在の良い状態が自分ひとりの中で出来上がったものだと勘違いしてしまうこともあり、それにより相手に対する感謝や恩などが薄れてしまう結果にもなり、信頼関係に溝を作ってしまう原因にもなっちぇしまう。

 

 

このように何かを責めるという「犯人捜し」の本能は、悪い部分だけでなく良いことにも無意識に作用していることを知っていくことが重要です。

 

 

 

自分の心理がわかれば楽になる

今回は「相手を責めてしまう」という悩みを抱えた問題について、人間の中に組み込まれている本能についてお伝えしてきました。

 

無意識に起きている反応なので、普通に生活している中ではなかなか自覚ができないもの。

 

そして、その出来事が起きている間では、自分の感情をうまくコントロールできないものでもあり、これが本能による罠でもある。

 

 

つまり、人間関係を良好にしていきたいと感じるのであれば、「犯人捜し」という本能は必要ないということ。

 

 

しかし、これらは思い込みの中にあり、人間のクセのようなものであり、このような習性が人にはあるということを知っているだけでも、今後何かあなたの目の前で問題が起きた時には、向き合い方が大きく変化してくるでしょう。

 

 

 

 

 

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ABOUT ME
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鹿庭 貴彦
メンタルケア整体師・著者・セラピストプロデューサー 1984年、埼玉生まれ。16年間セラピストとして活動し、これまで延べ6万人以上のクライアントの心とカラダの問題を解決してきた。 現在では、オンラインを中心としたセルフメンタルケアを提供している体感学の学校を主宰。 これまでに200名以上の人が受講したセッションであり現在はセラピスト育成にも力を入れている。 著書『子供の症状の根本原因がわかる!小学生編』では、Amazonランキング5部門1位、ベストセラー1位を達成する。