自己肯定感というものは、その人の環境によって常に変化していくものであり、常に高い状態という人はほとんど稀でもあります。
今回は自己肯定感の仕組みを知り、あなた自身の状態管理に役立てていただければと思います。
心の調子が悪いと感じる時

自己肯定感とはあなたの現在の環境によって、高くも低くもなる。これはどんなにあり方を磨き、自分自身と向き合う努力をしている人でも変わらないこと。
例えば、大切な人とケンカをしてしまった後や、大事な物を無くしてしまった直後などは、どんなに強い自己肯定感を持っていたとしても一時的には気持ちが落ち込んでしまうこともある。
心の調子があまり良くないと感じる時では、「自己肯定感というのは動くもの」と知り、「今の自分の自己肯定感がどのような状態となっているか」ということに気付いてあげることが大切となってくる。
気持ちが下がっている理由を知る
心の調子が悪い時では、必ず原因がありその理由がある。
「今朝、寝坊して遅刻してしまったから、私は気分が落ち込んでいる」
「仕事のミスに動揺しているのは、自己肯定感が今は低くなっているからだ」
「子供にキツく当たってしまったのは、私が心配しすぎているからだ」
このように、今の自分の状態を「自己肯定感」というものを通して、気持ちが下がっている理由を理解するだけでも心が楽になり、正体がわからないと思っていたモヤモヤからも解放されていく。
自己肯定感を理解する「自己認知」
心が疲れてしまっている時などには、特に「自己認知」が必要となり、今自分の状態がどのようになっているのかを自己肯定感の上下動から理解していくことが大事。
複雑に深く考えるのではなく、自己肯定感をいうものを通して、今の自分がどのようになっているのか理解すると決め、向き合うことによってシンプルに向き合うことができ、答えも見つかりやすくなってくることがある。
感情の動きを知ろう
私たちの感情もまた、常に上下するものであり、マイナスな状態もあればプラスな状態もあり、ほとんど方が経験していることでもあるでしょう。
感情というのは、マイナスな状態から一気にプラスな状態になるということはなく、感情の動きとしては、必ず一度、フラットな状態になってからマイナスやプラスへと移行していくものである。
「自己認知」ができるようになると、心が疲れている時または調子が良い時も自己肯定感の上下によるものという捉え方ができるために、自分自身の感情に左右されずにあなた自身でコントロールできるようになってくる。
自己肯定感は常に動くもの
日常の出来事などで、あなたの自己肯定感を揺れ動くものだと知ることで自分を振り返ることが楽にもなってくる。
「今の自分の自己肯定感はどういう状態にあるのか」を意識していくことで、どんな時にでも自分をフラットな状態に戻すことが可能になり、心の大きな上下も予防もできるようになる。
ここでは、意識をしていくことが大切になるので、常にトレーニングだと思い、「今の自分の状態」に意識を向けるようにしていきましょう。
「自己認知」をする楽な向き合い方

ここからは「自己認知」をする上で、楽な自分自身との向き合い方をご紹介します。
「自分が今、どのような状態にであるのか?」ここに振り返ることが大切であり、それらを正直に伝えてくれるのが「カラダ」でもある。
「今、自分の自己肯定感がどんな状態か?」
↓
「自分への問いかけ」
↓
「本音を知る(上下しているどちらの状態か)」
↓
「カラダの反応を感じる」
自己肯定感が低くなっている時の自身のカラダの状態はどうなっているか?緊張や痛み、違和感、呼吸の状態などがある。
一方で、自己肯定感が高くなっている時のカラダの状態はどうか?
どちらの状態の時も、常にチェックすることであなた自身の全体への自己認知にもつながってくる。
大切なことはその時の「自分」を知る
悩みが深い時や、長い間悩みに苦しんでいる人では、過去の傷やトラウマといった今より過去もしくは未来へ意識が向きやすいものでもある。
しかし、悩みは捉え方ひとつで、解決する方法が見つかったり、変化したりもするもの。
今、心が疲れていたり、カラダへ緊張が起きていたりすれば、考えもおぼつかなくなってしまい、そこから過去や未来へと意識しても良い答えは見つかりにくいもの。
大切なことは、「今の自分の状態」を知っていくこと。今に意識を向けていき、自己認知をするように心がけてみましょう!