自己否定が強く起きている時では、心の中も苦しく身体もどこか重だるくスッキリしないということがとても多いものです。
自己否定というものは、マインドとスピリットの関係が深く、スピリットとは「自分の魂」という意味を持ち、スピリットに生きるということは自分の魂で生きる、つまり「本当の自分で生きる」ということになります。
マインドの仕組みを理解していくことで、本当の自分というものがどんな自分なのかがわかり「自己否定」からも解放されていきます。
マインドが人生に与える影響
あなたの人生にマインドがどのような影響を与えているのでしょうか?
これを理解していくことで、目の前に何度も同じ悩みがやってきたとしても苦しむことがなくなっていきます。
現在、あなたが生き方や環境が窮屈で、別人になりたい、どこか別の場所へ逃げ出したいと感じている場合では、それは自分の生き方や環境が窮屈なのではなく、自分のマインドがネガティブになり、自分を縛り付けている状態になっているのです。
つまり、自分で生活や社会に対してルールを作っている状態となり、そのルールを通して物事を見ているために自分を否定してしまう出来事に出くわしてしまうといったことになります。
これがマインドというものが仕掛けてくるもので、本来のあなたではないマインドに支配されてしまうことになるのです。
ネガディブなマインドが与える身体への影響
ネガティブなマインドに縛り付けられてしまう状態が続いていると、心の苦しさに反映して多くの方は身体にも症状を持っていることがあります。
多くの場合は「はっきりとしない症状」であり不定愁訴
「胸が痛い」「肩や頭が重い」
「全身のだるさ」「寝ても疲れが抜けない」
「足がだるい」「冷えや乾燥」
「肌が硬くなる」
といった症状など起きやすいものでもあります。
自己否定してしまうことが多いという場合では、このような症状が起きていないか確認してみましょう。
自己否定している時の行動
本来、どんな自分でも自分だと受け入れ、やがて「否定している自分までも自分だと」感じるようになってきます。
自己否定とは、ありのままの自分を受け入れることができず、自分を否定することは心身は疲れ、あなたの人生を振り回すこともあるとても複雑で厄介なマインドでもあります。
また自己否定とは自分自身で自覚しているものもあれば、心の深い部分でものすごく自分を否定している場合もあり、この場合は無意識な反応なので自分で気付くことがなかなかできないこともあります。
マインドが作り上げる思い込みというワナ
自己否定とはありのままの自分を受け入れることとは真逆であり、「自分のある一部分を否定している」ということです。
否定している自分を受け入れるということは、ありのままの自分とは真逆の行為となるということになります。
しかし、これがマインドのワナでもあるのです。
このマインドのワナにハマってしまうと、頭がたくさん働き出し、
「変化しなければいけない」
「向上していかなければいけない」
と常に考えてしまうようになり、別の自分になろうとします。
それらがいずれプレッシャーとなっていき、あなたの身体にも緊張が生まれ、自分の足で行動できない状態にもなってしまうのです。
周りからの否定も引き寄せてしまう
自己否定というマインドのワナにハマってしまうと、頭で考えすぎてしまうということになり、あなた自身の「言動」にも違和感が生まれてきます。
否定されたくないあまり、
「思っていることとは違うことを言ってしまったり」
「他人の顔色を伺ってしまったり」
「注目されないような人を避けて行動したり」
しかしこれが逆に違和感となり、周りの人からは誤解や不信感を抱くことになり、それがやがて周りからも否定されてしまうということになってしまうのです。
このように、ありのままの自分とは違う行動をしてしまうと、心は一層と窮屈になっていき、一時的に心のケアができたとしても、そのような行動をしてしまう自身の身体の状態を放置していれば、心と身体のバランスが伴わず、やがて同じ悩みに苦しんでしまう結果となってしまいます。
自己否定というマインドのワナにハマらないためには、心だけでも、身体だけでもなく、心身両面の状態を知ってあげることも大切なことになるのです。