相手に対して嫉妬してしまうことや不安に襲われてしまう時には、自分で自分のことを否定してしまっている状態にあることが多く、その否定している部分を「相手に認めてもらいたい」という衝動に駆られてしまうこともあります。
承認欲求から不安になり思ってもない言葉を言ってしまったり、不自然な行動をしてしまったりして人間関係を壊してしまうことにもなってしまいます。
今回は恋愛での人間関係において、嫉妬や不安の原因にある「自己否定」に気付くための大切なことをお伝えしていきます。
ネガティブなマインドからくる自己否定
恋愛での嫉妬や不安はネガティブなマインドである「自己否定」からくるものがたくさんあります。
あなたがどのような「自己否定」を持っているのかに気付くことのできるチャンスでもあり、手放すキッカケにもなります。
例えば、
「私は誰からも愛されない存在」という自分の存在に対する自己否定を持っている場合、マインドの中では「誰かに愛してもらいたくて仕方がない」という思いや、
「私は顔が可愛くないから誰からも相手にされない」という容姿に対する自己否定がある場合では、マインドの中では「誰かに可愛いと言われたくて仕方がない」という思いが必要以上に湧き上がってきてしまいます。
このような方の場合では、恋愛条件が必然と生まれていきます。
必然と生まれる「条件」がある
必然と生まれてしまう「条件」とはどのようなことがあるのでしょうか?
「私は誰からも愛されない存在」という自己否定を持っている方では、相手が「大事にしてくれる」「愛してくれる」ということが条件になってくるかもしれません。
「私は顔が可愛くないから誰からも相手にされない」という自己否定の場合では、相手が「自分の外見を好きかどうか」ということが条件になってくるでしょう。
もしも、この方に恋人ができ付き合ったとしても、自分が「大事にされているか」「外見は乱れていないか」ばかりを気にしながら付き合うことになります。
楽しむものが楽しめなくなる
そもそも、恋愛というのはつながりを感じたり、トキメキや安らぎを感じたりと恋愛そのものを楽しくものなのですが、自己否定する自分が存在する限り、恋心を楽しむ余裕などもまったくなくなってしまいます。
例えば、恋人と一緒にいる中で、相手のちょっとした言動に対しても「私のこと大事にしてるの!?」「他に好きな人いるの!?」などといった反応をしてしまったり、
他にもデート中に恋人が他の女性のことを見ていたとしたら、「私よりあの人の方が可愛いと思ったでしょう!?」といったように大ゲンカになってしまうこともあるかもしれません。
相手からすれば、決してそんなつもりはなかったにしても、自己否定からくるマインドにより、必要以上に気になってしまい反応してしまうことになってしまうのです。
相手より自分の内側を重視する
たとえ、相手に自分のことを肯定してもらったとしても、「またいつか、相手に否定されてしまうか」が心配になってしまうこともあります。
結局は自己肯定感を高めていくには、相手からの言葉や態度からではなく、自分自身が自分の「自己否定」を知り、向き合い、無くしていくことでしか解決はされません。
つまり、自分の否定している部分を相手に補ってもらうというのは、その場限りの解消となるかもしれませんが、根底では自分を否定していることは変わっていないので、問題を繰り返してしまうことになってしまうのです。
自分の中の「嫌」に注目すると見えてくる
最後に自分の「自己否定」を知るために、生活の中での自身の心の反応から見つけていくことができます。
それは「嫌」と感じることや「嫉妬」してしまうこと、「不安」になってしまうこと、または「起きてもないことへの不安に襲われてしまう」ことの中に自己否定が隠れていたりします。
それらの中で、なぜそのような反応してしまうのかを振り返ってみることで、自分自身の抱えている「自己否定」をしてしまうネガティブなマインドが見つかっていき、自分の思い込みを知ることができるかもしれません。
日常の中の「自分のとってはあまり気分が良くないもの」をそのままにせず、そこから見えてくる「自己否定」を理解していくために向き合うようにしてみましょう!