アクセスタッチ

皮膚感覚が『言語』を生み出している!?

こんばんは!
アクセスタッチプロデューサーの
鹿庭です。

以前に

触覚である皮膚から感情が
生まれているということについて
お伝えしてきました。
そちらの内容についてはこちら

本日は

人間関係やコミュニケーションの
基本となる言語においても
皮膚感覚から生まれているという
言語と皮膚についての関係を
お伝えしていきますね。
ある研究結果では
人間関係を表現する時に
皮膚にまつわる言葉が元となる
例が多いと述べられています。

例えば

日本語では『皮』という言葉は
悪い意味となることもあり
『皮肉』『皮相的』
などが使われます。
その人の人格を表すものでは
『肌』という言葉が使われ
『職人肌』『肌が合わない』
 
『肌を許す』
のように性格、人格を表しています。
他にも会社などで先輩が後輩に
『現場で肌で感じてこい!』
と叱咤します。
現実を認識するために
視覚や聴覚に頼っていてはダメで
『触覚』で認識しないと
状況は把握できないと
言っているのです。

このように皮膚にまつわる言葉が

人間関係や人格において
さらには視覚や聴覚でとらえられない
現実を把握する
そのようなことまで
表現するために使われているのは
よほど古い時代から言語の違いを
超えて、人間関係などにおいて
皮膚が重要な役割を
果たしてきたからになります。

これには僕たち人類が

言語を持たない時から
スキンシップが
コミュニケーションや社会構造の
維持に重要な役割を果たしてきたの
ではないかと思います。
特に人間関係や人格に関わる表現に
皮膚が関わる表現が残っていることは
歴史の中に深い意味があるのかも
しれません。

いかがでしたでしょうか?

皮膚というものが以前から
何気なく生活の中での
表現に使われており
先人たちが体性感覚の中から
生み出していったものでもあります。

医学の発達と共に実際に目に見える

数値化されないもの以外は
除外されつつある中で
頭の中の問題とカラダの問題が
別問題と捉えられがちでもあり
現状の悩みや問題を
頭の中で処理しようとしてしまい
感情を感情で処理しようと
努力することで
より混乱してしまい
悩みから解放されない方が
非常に増えているのも
現実でもあります。
情報が溢れる時代になっていることで
せっかく誰もが生まれながらに
備えているこの能力を生かせない
それはとても勿体ないことであり
感情というものをより複雑化し
自分で難しくもさせてしまうのです。

そんなカラダがしっかりと

受け取っている感覚から生まれる
感情を理解することで
よりシンプルに自分自身のことを
向き合うことが可能になります。

それでは本日は以上になります。

最後までお読みいただき
ありがとうございました!

 

 

 

ABOUT ME
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鹿庭 貴彦
メンタルケア整体師・著者・セラピストプロデューサー 1984年、埼玉生まれ。16年間セラピストとして活動し、これまで延べ6万人以上のクライアントの心とカラダの問題を解決してきた。 現在では、オンラインを中心としたセルフメンタルケアを提供している体感学の学校を主宰。 これまでに200名以上の人が受講したセッションであり現在はセラピスト育成にも力を入れている。 著書『子供の症状の根本原因がわかる!小学生編』では、Amazonランキング5部門1位、ベストセラー1位を達成する。