セラピスト

なんでマッサージは患者を寝かせるのか?

おはようございます!
かにわです。

今日は体感学の原点である
治療家としての概念をご紹介しますね。

今日の内容は、
セラピストはもちろんですが

一般の方々もセルフケアにおいて
参考になると思うのでぜひご覧ください。

 

そもそも、なぜセラピストは
治療やマッサージをする時に

お客様をベッドに
寝かせると思いますか?

 

では、次のようなケースで
考えてみてほしんですね。

「座っている時に症状がある」

と患者さんが訴えたとします。

であれば、本人は
座っている際の症状を軽減したい
というのが本音であり身体のサインです。

 

なので、僕はこういう場合は
座った状態で施術をしていきます。

それが患者さんにとっての
「今」がハッキリと見えてくるし

患者さん本人も今の症状(身体)に
意識を向けてくれるからです。

 

それなのになぜ、
ベッドに寝かせてわざわざ
日常で症状の出ない体勢に
すると思いますか?

 

答えは、

それが常識であり
疑う対象じゃないからです。

 

つまりセラピスト自身も
「そういうもの」と思っているからです。

でも、主訴によっては
寝た状態では解決しないかもしれない。

といった常識を疑わないと
本当はいけない場合もあります。

 

これはメンタルケアでも同じで

・過去を聞かないと
・親との関係を聞かないと

などなど、

「そういうもの」という
常識の中にいることが増えると

次第に患者の
「今」を見ることが
できなくなってしまい

結果、症状が改善しなかった
という状態を招いてしまうわけです。

 

どの世界でも、何においても
まったく同じことが言えますが

今を見れない限り、
何も動いてはいきません。

 

からだの症状に合わせて
考えてみると心においても

もっとシンプルに
見えてくるかもしれないですね!

体感学の世界をぜひ、
あなたも体験してみてくださいね。

それでは!

 

P.S.
そのように考えると、本当は歯医者での噛み合わせ確認なども、施術台に寝かされた状態だと意味がないですよね?

だって、あの体勢で食事をするわけじゃないですもんね。

ABOUT ME
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鹿庭 貴彦
メンタルケア整体師・著者・セラピストプロデューサー・体感学®︎創始者 2006年からセラピストとして活動し、これまで延べ6万人以上のクライアントの心とカラダの問題を解決してきた。 現在では、オンラインを中心としたメンタルセルフケアを提供する体感学を主宰。 参加者の9割が変化を遂げる独自のメソッドである体感学の創始者であり現在はインストラクター育成にも力を入れている。 著書『生き方に迷った時にあなたの背中を押す90の言葉』では、Amazonランキング3部門1位を達成する。